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ストーリータイム –東池袋シェアハウスリノベーションVol.2
前回は、これから行うリフォーム計画の様子をお届けしました。
まだ読んでいない場合は、必ずパート1をチェックしてください。
ストーリータイム –東池袋シェアハウスリモデリングVol.1
東池袋にあるシェアハウスは、手ごろな価格帯のお部屋をお探しのバックパッカー、ワーキングホリデーで来日されている方、日本語学校、大学に通われている生徒の方、また日本が好きで来日されている方々に更に喜んでいただけるよう改善をしています。
それでは、少し話を続けましょう。
木製の柔らかさ、昔からある少し歪んだ窓ガラス、精進の屏風に囲まれた庭園の眺め…
その細部は、日本の家並みの風景や、昔の人々の暮らしぶりを表現しています。
木の優しい肌触り、ほんの少し歪んで見える一昔前の窓ガラス、和室の障子に重ねて見える庭の景色、かつての、日本人の生活の中の当たり前の風景でした。機能の良さだけを、追求されながら作られる工業製品とは、違う良さがあるとは思いませんか?
業者さんとのミーティング中に、私たちは、木製枠をそのまま使い、全体的な機能が損なわれようにできないものか、という答えを見つけたかったのです。
前回のブログエントリで述べたように、キーワードは”雨戸”です。雨戸は、日本の家屋の共用部の基本的な特徴となっています。
時代が変わり何もかも少しずつ徐々に、よりよい機能のあるものへと換わってきました。アルミサッシは、基本的にツーインワンの解決するものとして、現在優先的に使用されています。アルミサッシは、窓と雨戸の役割を備え、雨戸を時代遅れにしていますが、一方で木枠窓と障子もそうです。そのため、これらは少しづつ無くなり、このような家で育った日本人の人たちの記憶に残るだけです。
雨戸は、家屋を雨や風から守るための日本の昔からあるものです。伝統的な家で育ったサクラハウス、メンテナンススタッフの1人は思い出します。雨戸を閉めると、部屋の中は真っ暗になるので、雨が止んだらまた雨戸を開ける必要があります。スタッフが子供の頃、朝であれ夕であれ、雨戸の開閉音は今でも覚えています。雨戸をいつも朝には開けて、夕方には閉めてと、家中を歩き回る音が聞こえてきたものです。お母さんにはいつの時代も、感謝です。
では、オリジナルの雨戸の木製フレームを残しつつ同時に、アルミフレームのガラス窓を取り付けるにはどうすればよいでしょうか?
私たちのアイデアは、オリジナルの木製フレームの窓の前面にアルミフレームのガラスパネルを設置するということです。そうすることで、雨戸の機能である家屋を守る、という利点を得ることができますが、部屋を暗くしすぎるという欠点を回避できます。問題解決のために、私たちの計画を実現できるメーカーを見つけるのにかなりの苦労があったため、結局大工さんに連絡しました。
このような挑戦に直面したにも関わらず、木製窓の外側に、アルミフレームのガラス窓を取り付けることは、できそうです。初めてだけどもやってみましょう、と業者さんからも心強いお言葉を頂きました。どのように施工していくのか、とても楽しみです。
この計画が今後どのようになっていくかみていきましょう。
状況はブログで更新していきます。
サクラハウスメンテナンスチーム
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